【musubi 運営メンバー】AHYAKO(アヤコ) 

parkについて

脳性麻痺にて生まれつき身体障害をもつ。2歳で始まったリハビリの経験からセラピストになりたいと思い立ち、21歳で言語聴覚士免許を取得。車椅子を使用し当事者セラピストとして働きながら、parkの新たな運営メンバーとして勉強中! 

目次

  • 今までの経歴
  • 今後の目標
  • 私の意気込み!

今までの経歴

アヤコ4歳、療育施設での一枚

私は産声を上げず低酸素状態で生まれ、後にお座りや四つ這いなどの運動発達が遅いことからいくつかの病院を受診し、脳性麻痺と診断されました。

2歳頃から始まったリハビリは、幼い私にはややスパルタで、逃げたり拗ねたりする時期もありましたが、そんな私と向き合ってくださった先生方のおかげで『自分らしい生活を過ごせるスタートライン』に立つことができました。 

成長するにつれてリハビリの尊さを実感し、その経験を活かして自分もセラピストになりたいと思うようになりました。小・中・高校とほとんどを通常学級で過ごし、その後専門学校へ進学。コミュニケーションに従事するところに魅力を感じた言語聴覚士の免許を取得しました。 

卒業後は介護老人保健施設に就職し、主に認知症や脳卒中、パーキンソン病の方などのリハビリを行っています。障害者ならではの難しさも感じながら勤めていましたが、昨年春、業務中に自身の身体を痛めてしまい、しびれなどが取れなくなり支障をきたすようになりました。 

それをきっかけに働き方を見直すためにSNSを始め、セラピストや障害者・その家族の方々と繋がり情報収集をするなかで、発達障害支援をする言語聴覚士が足りず必要性があることを改めて知り、元々身近であった療育現場で働きたかった気持ちに火が点きます。 

それから自身の身体状態も考え、無理な姿勢ではなく座って仕事ができることや、働く人それぞれに合わせた配慮を考えてもらえる職場と出会い、今年の春から児童発達支援をする言語聴覚士として働きます! 

今後の目標

本業として、高齢者施設から発達支援へと新境地で働くことになり、育児経験は無く不安がありますが、障害と向き合う当事者として子供時代を過ごした経験を活かせたらと思っています。

実習生時代に、脳性麻痺の息子を育てるお母さんから(私を見て)「光が見えました」と言っていただいたことが忘れられません。当時3歳の息子さんがこれからどう歩めるのか、通常の幼稚園・保育所に行っていじめられないか、学生・社会人になって友達や恋人ができるかなど、計り知れない心配な気持ちが少し晴れたようでした。

リハビリの現場で、障害と生きる本人様と家族様、周りの方々と実際に関わり、障害とともに社会生活を送ることができる希望を身近に感じてもらえるよう、寄り添った支援を心がけていきたいです。

またSNSやメディアを通じた繋がりも大切にし、活動の幅も広げていくことで、『さまざまな特性をもつ一人一人がお互いを受け入れ合うことが当たり前』の感覚を伝えていきたいと考えています。

今後の活動はコチラ▼

  • park運営メンバー(障害者の社会参加を応援・広めるwebメディア)
  • 一般社団法人Ayumiのサポートメンバー(バリアフリー認証調査員)
  • インクルーシブパレード参加メンバー(車椅子に乗る人をはじめ、みんなで街を練り歩き、障害をもった人が社会に出ていることが当たり前と感じてもらえたら…という企画)
  • noteなどでの個人発信

最後に私の意気込み!

今年の初めにparkでの取材と運営メンバーへのお誘いをいただき、このメディアのコンセプトや目標に感動し、一緒に活動していくことになりました!親しみやすさを大切に、障害と生きる方がメディアを通じてチャレンジや一歩を踏み出せるお手伝いができたら嬉しいです! 

以前に取材をしていただいた記事では、主に障害を前向きに捉えられたきっかけについてお話しています。

記事はコチラ▼

終わりに小話にもなりませんが…AHYAKOは生まれ故郷アメリカでの本名です。姓名判断で、HAPPYになれるように’H’をいれたそう。アヤコと呼んでください!よろしくお願いします!